英検S-CBTの試験日がそろそろ迫ってきたから、持ち物や当日の注意点をチェックしておきたい。
そういえば受験票も届いてないんだけど、どうすればいいんだっけ?
英検S-CBTの受験日が近づいてくると、受験票や持ち物が気になってきますよね。
実は、英検S-CBTの受験票は郵送で届かず、自分でダウンロードして印刷する必要があります。
そのほかの持ち物も、事前に確認しておけば慌てなくて済みますよ。
この記事では、英検S-CBTの持ち物や持っていくと役立つもの、当日のトラブル対処法、注意点などをまとめて紹介しています。
早めに準備して、最後の追い込み学習に専念しましょう!
英検S-CBT|受験当日の持ち物をチェック!
まずは、英検S-CBTの受験で必要な持ち物を確認しましょう。
準備しておくものは以下の4点です。
- 受験票
- 本人確認書類(身分証明書)
- 筆記用具
- 上履きやスリッパ(会場によっては不要)
特に受験票と本人確認書類の2つを忘れると受験できなくなるため、気をつけましょう。
受験票
受験票は郵送で届かず、自分で印刷して持っていく必要があります。
試験日の約5日前までに「【英検S-CBT】受験票に関するお知らせ」というメールが届いたら印刷できますので、メールをチェックしましょう。
印刷はコピー紙に「A4サイズ」でするのが決まりですが、カラー・モノクロについてはどちらでもかまいません。
スマホやタブレットで画面提示するのはNGです!
必ず印刷してくださいね。
また、印刷した受験票には書き込みもしないようにしましょう。
自宅にプリンターがなければ、コンビニ印刷が便利です。
こちらの記事で受験票の印刷方法に触れていますので、参考にしてくださいね。
もしメールが届かないときは「英ナビ!」へアクセスして、英ナビ!ID(注:英検IDではありません)とパスワードを入力すれば、印刷画面にたどりつけます。
もしログインできないときは「英ナビ!にログインできません。原因は何が考えられますか?」を参考にしてください。
本人確認書類(身分証明書)
受験者本人かどうかを確認するための書類も必要です。
英検S-CBTでは、以下の書類が認められています。
- 学生証や生徒手帳
- 健康保険証
(年少者のみコピーでも可) - 運転免許証
- パスポート
- 社員証
- 住民基本台帳
- マイナンバーカード
- 在留カード
上記の書類なら写真付きでなくてもOKです!
ただし、有効期限が切れているものは利用できません。
一方、本人確認書類(身分証明書)として認められないものはこちらです。
- 名刺
- 会員カード
- 定期券
- 学校以外が発行している学生証や生徒手帳
学生であれば、学生証や生徒手帳を持っていく人が多いでしょう。
しかし、学校によって書式や記載内容が違うため、受付で時間がかかる可能性もあります。
スムーズに受付を済ませるためにも、個人的には書式が統一されている健康保険証がおすすめです!
筆記用具
試験で必要な道具として、筆記用具も忘れず持参しましょう。
筆記用具は、以下2点のみの持ち込みが可能です。
- HBの鉛筆(シャープペンシル可)
- 消しゴム
筆箱の持ち込みも禁止になっています。
鉛筆やシャープペンシンルの芯が十分にあるかをよく確認しておきましょう。
ちなみに、英字のデザインが入っている筆記用具は持ち込めないケースもあります。
無地のものを用意しておくと安心ですよ。
上履きやスリッパ
試験会場によっては「上履き持参」と受験票に明記されていることがあります。
万が一上履きを忘れても、会場では貸してもらえません。
そのため、受験票に記載があった場合は、上履きやスリッパを靴袋と合わせて忘れずに持っていきましょう。
英検S-CBTで受験当日に持っていくと便利な持ち物
ここからは、英検S-CBTの試験日に持っていくと役立つかもしれない持ち物を紹介します!
また、保護者が付き添う際に必要なものも合わせて載せておりますので、参考にしてくださいね。
英検S-CBTで持っていくと安心なもの一覧
必要な持ち物のほかに、念のため持っていくとよいものはこちらです。
- 予備の筆記用具
- 上着
- 常備薬
- 飲み物やお菓子などの軽食
- 待ち時間にスキマ学習するための参考書
鉛筆やシャープペンは、芯が入っていなかったり、折れてしまったりする可能性も考えて追加で1〜2本持っていくのがよいでしょう。
また、会場内が寒い場合も考えられるため、かんたんに着られる上着(カーディガンなど)を1枚持っていくと安心です。
上着は会場内への持ち込みが認められています。
試験当日は緊張や不安感などで、体調が悪くなる方もいるかもしれません。
もしもに備えて常備薬を用意しておくのもおすすめです。
そして、会場に到着して受付まで時間に余裕があるときは、待ち時間が発生します。
待ち時間にただ待っているだけではもったいないので、最終確認用の単語帳など小型の参考書があると、ギリギリまで追い込み学習ができますよ。
試験前に空腹で集中力が下がらないよう、チョコレートやアメなどを食べて糖分を補給しておくのもアリです!
保護者が試験に付き添うときの持ち物
子どもが受験するのに保護者が付き添うケースもありますよね。
親が付き添いで行く場合には、以下のものを持っていくのがおすすめです。
- 受験票のコピーや撮影した画像
- 子どもの本人確認書類コピー
- 上着やカイロ
- 上履きやスリッパ
(会場施設で待機する場合) - 待ち時間に暇をつぶせるもの
- スマホのモバイルバッテリー
保護者は会場の待合いスペースまでしか入れません。
試験が終わるまで、会場の待合いスペースか近隣施設(カフェなど)で待機する必要があります。
そのため、数時間は待っていられるような暇つぶし道具を持っていくのがおすすめです。
スマホを見ながら待つ方も多いかもしれませんが、試験終了時に電池がなくなってしまうと子どもと連絡を取れなくなってしまいます。
電池残量のことも考えて、モバイルバッテリーを持っていくと安心ですね。
持ち物ではありませんが、自家用車で送迎する場合は近くに駐車場があるかもチェックしておきましょう。
英検S-CBT|試験当日の確認事項と試験のスケジュール
英検S-CBTで必要な持ち物は把握できたでしょうか?
ここからは、当日までの必要事項やスケジュールについてチェックしましょう。
試験当日までにやっておくこと
持ち物を準備するほかにも、試験までにやっておいたほうがよいことがあります。
それは「服装」と「交通手段」の確認です。
服装は、体調に合わせて調整しやすい服で行くのがおすすめです。
学校から特別な指示がない限りは、制服でなくてもかまいません。
男性はパンツスタイルが多いと思いますが、女性はお手洗いのときにすぐに用を足せるような服装にするとラクですよ♪
また交通手段については、時間に余裕を持って到着できるよう電車やバスの時間、会場までのルートをしっかりとチェックしておきましょう。
特に土日に試験を受ける機会が多いなら、土日の特殊ダイヤにも注意が必要です。
試験の曜日や時期によって交通機関の時刻表も変動しますので、間違えないようにしましょう。
保護者が同伴して、試験会場の周辺施設で待機する場合には、会場近くのお店も事前に調べておくのが得策です!
日頃はなかなか訪れないような地域が会場に設定されることもありますし、会場周辺に飲食店などがない可能性もあります。
試験が終わるまで待機できる環境があるかどうかを確認しておくと、当日はスムーズに行動できますよ。
試験当日にやるべきこととスケジュールをチェック!
試験当日は、出発前にヘルスチェックをおこない、結果を会場で提示する決まりになっています。
忘れた場合は試験会場でも実施できますが、家を出る前に必ずやっておきましょう。
ヘルスチェックはオンライン上で必要事項を記入し、アンケートに答えるだけのかんたんなものです。
会場に到着して受付を済ませたら、手荷物をロッカーへ預けましょう。
そして、いざ試験を受けます。
英検S-CBTの試験は4技能を1日でテストするため、試験時間が長いのが特徴です。
何時頃に帰宅できるのかも一緒にチェックしておきましょう。
終了時間は、級によって異なります。
帰りの交通手段やルートも合わせて決めておきましょう。
試験の流れも念のため紹介しておきます。
英検S-CBTでは、スピーキングテストが最初です。
時間は15分で想定されています。
全員がスピーキングテストを終了するまで次のリスニングには進めませんので覚えておきましょう。
リスニングからは、各自のペースで試験を進められますよ。
最初のスピーキングテストが、その後の集中力を保てるかどうかのポイントです!
以下の記事では、英検S-CBTでスピーキングを攻略する方法を詳しく解説しています。
スピーキング対策が不安な方は、こちらもお読みください。
英検S-CBTの受験当日によくあるトラブルは?
最後に、英検S-CBTの試験当日によくあるトラブルと対処法をまとめてみました。
予想外のトラブルが起きても、慌てずに対応できるようチェックしておきましょう。
遅刻
試験の集合時間を過ぎて到着した場合は、残念ながら受験資格を失います。
遅刻したら一発アウトです!
交通トラブルなども考えて早めに出発しましょう。
また、当日会場へのルートで迷ってしまっても、会場への問い合わせは禁止されています。
前もって自分で調べて、集合時間までにたどり着けるように準備しておきましょう!
天候不良
天候不良によって会場までたどり着けないケースもあり得ます。
たとえば、台風や大雪、地震などが発生した場合です。
自然災害が起きた場合は、試験中止や開始時間の変更が実施される可能性があります。
天候が怪しそうなときは天気予報と合わせて、英検S-CBTの公式サイトも確認しましょう。
試験実施前の水曜日から随時情報が更新されるので、当日の朝まで公式サイトをこまめに見ておくのがおすすめです。
体調不良
試験当日はヘルスチェックも実施しますが、会場に向かっている途中で体調が悪くなることもあるかもしれません。
体調不良などで試験を受けるのが難しくなった場合は、遅刻と同じく受験資格を失います。
返金やほかの受験回への繰越もできませんので、注意しましょう。
試験を受けるまで体調も万全にしておきたいですね!
英検S-CBTの返金についてはこちらの記事で解説していますので、合わせて確認しておきましょう。
受験票や本人確認書類などの忘れ物
試験会場に着いてからよくあるのが「忘れ物」です。
特に受験に必要な受験票や本人確認書類を忘れてしまうケースが多いでしょう。
受験票忘れの場合は、本人確認書類(印刷したコピー)があれば仮受験票の発行が可能です。
事前に受験票をスマホで撮影しておいたり、受験番号を控えておいたりすると確認も早くできるので、保険としてスマホに受験票のデータを入れておきましょう。
一方で本人確認書類を忘れた場合は、代用できるものがなければ受験を認められない可能性もあります。
スマホで撮影した学生証や保険証などもNGですので、注意しましょう。
そして、両方を忘れた場合は試験を受けられません!
家を出る前に何度もチェックしてから、出発しましょう。
手荷物の管理
会場で受付を済ませると、手荷物はロッカーへ預けます。
試験会場内に持ち込めるものは、受験票・受験控え・筆記用具(筆箱はNG)・上着のみです。
スマホやタブレット・腕時計・飲食物などは持ち込めませんので、手荷物を預けるタイミングはよく考えましょう。
特に腕時計は気づかずに付けてしまう方も多いかもしれません。
試験中はパソコンに時間が表示されますので時計は不要です。
ロッカーに手荷物を預けるときに忘れず外しましょう。
ただし、障がいのある方は「配慮申請」をおこなうと、試験会場内での薬や水の服用、補聴器やルーペの使用、車椅子の持ち込みなどが認められるそうです。
通常の受験が難しい方は、英検S-CBT側の制度を利用する方法もありますよ。
空腹や疲労による集中力の低下
最後に、試験中に集中力が低下してしまうトラブルです。
空腹や疲労、眠気、トイレなど思わぬタイミングで、試験以外のことが気になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、英検S-CBTでは休憩がありません。
そのため、手荷物を預ける前にトイレや軽食を済ませておくのがベストです!
軽食も食べすぎると、眠くなってしまいます。
アメやチョコレートなど、ちょっとしたもので糖分を補給して小腹を満たしましょう。
英検S-CBTの持ち物や準備を整えて慌てず試験を受けよう!
英検S-CBTは、従来の英検とは異なる持ち物や受験方式です。
- 必要な持ち物は「受験票」「本人確認書類(身分証明書)」「筆記用具」「マスク」
- 持っていくと安心なものは「予備の筆記用具」「上着」「常備薬」「軽食」「参考書」
- 遅刻や体調不良は受験資格を失う
- 時間に余裕を持って出発&手荷物を預けるのが大切!
受験票の印刷は従来の英検では発生しないため、忘れてしまう方もいるかもしれませんね。
試験日が近づいてきたら受験票の案内メールが届きますので、メールはこまめに確認しましょう。
また、休憩なしで4技能のテストを連続で受ける点も英検S-CBTの大きな特徴ですね。
そのため、会場に到着したら、ほとんど学習できないと思っておいたほうがよいでしょう。
当日に十分な成果を発揮するためには、前日までの計画的な学習と、早めの持ち物・スケジュール確認が大切です!
当日はゆとりのある行動を取れるよう、追い込み学習も持ち物の準備も早めにしておきましょう。
英検S-CBTの直前学習におすすめの参考書は以下の記事で紹介していますので、よかったらこちらも活用してくださいね♪
英検S-CBTでよい結果を出せるよう応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました!
たなえりです