英語が得意な人は脳のつくりが違うって聞いたんだけど本当?
その人の脳には、どんな特徴があるの?
英語が得意な人やバイリンガルの人は、脳の構造がほかの人と違うという意見を聞いたことがある方も多いでしょう。
英語が苦手な人でも脳のつくりに合わせた学習をすれば、効率よく語学力をアップできるんです!
そこでこの記事では、語学(英語)が得意な人の特徴と右脳・左脳の違い、脳の構造を活かした学習法をわかりやすく紹介します。
あなたの脳に合った学習法を知って、英語の習得スピードを早めましょう!
英語が得意な人にはどんな特徴がある?【脳の構造や遺伝も関係あり】
英語が得意な人は、脳の構造や遺伝・性格などの点で違いが見られると言われています。
まずは英語が得意な人の特徴を見てみましょう。
バイリンガルは脳の構造が違う
私たちが言語を習得する際には、「言語中枢」と呼ばれる神経細胞を使っています。
そして、複数の言語を話せるバイリンガルやマルチリンガルは、母国語のみを話す人より言語中枢や周辺の神経細胞が発達していると言われているんです。
脳の細胞が発達していると、短期記憶力やIQも高まります。
短期記憶力が高くなれば、母国語と外国語の切り替えをする判断も早くなり、状況に合った単語や表現を適切に選べるようになるんです。
つまり英語が得意な人の脳は、多くの情報を記憶でき、情報処理能力も高いということですね。
英語能力は遺伝も関係している
英語が得意になれるどうかは、実は「遺伝」も関係しています。
行動遺伝学の研究データによると、人間の才能や知性・性格・身体的特徴は「遺伝」「家庭環境」「学校や友人関係などの社会的環境」によって形成されるそうです。
そして、このうち外国語能力については親からの遺伝が50%だとされています。
(参考書籍:安藤寿康『日本人の9割が知らない遺伝の真実』SB新書)
両親ともに英語が苦手だと、子どもも英語が苦手になってしまう可能性が50%もあるんですね。
性格にも特徴がある
意外かもしれませんが、英語が得意な人は性格にも特徴があります。
たとえば、人と会話するのが好きだったり、話がうまく通じなくてもめげないメンタルを持っていたりします。
そもそも外国語を積極的に学ぼうとする人は、学んだことを実践する必要性を感じているため「覚えたら使う」がセットになっているんです。
そのため、最初は英語が通じなかったとしても、諦めずに会話を続けようとします。
英語が得意な人は「話しながら覚える!」が基本です。
失敗を恐れずに、どんどん話しかけていく精神が英語力を高めているのかもしれませんね!
英語が得意な人になるために右脳と左脳の違いを理解しよう
英語が得意な人は、言語中枢が発達しているとお伝えしました。
しかし、英語が苦手な人でも言語中枢や脳の細胞は鍛えられるんです!
おすすめのトレーニング法はこのあと紹介しますが、そのためにはあなたの脳がどんなタイプかを判別する必要があります。
脳は右脳と左脳に分けて考えるため、まずはそれぞれの特徴について見ながら自分のタイプを調べてみましょう。
ここでは英単語を覚える場合を想定して、説明しますね♪
右脳は画像や写真を処理できる
右脳は、写真やイラストといった「画像」や「映像」などを元にして、情報を判断するときに使われる場所です。
たとえば、以下のイラストを見てすぐに英単語が浮かんできますか?
イラストを見て「apple」が思い浮かべば、右脳を使って情報を処理したと言えます。
左脳は文章を処理できる
一方で左脳は「文字列」や「音声」などから情報を処理しています。
英語が得意な人の特徴で解説した、言語中枢があるのも左脳なんです!
こちらも例を見てみましょう。
「りんご」「林檎」という文字列を見て、すぐに英単語のスペルや発音は浮かんでくるでしょうか?
日本語の「りんご」を見て、英語の「apple」が出てくるなら左脳を使いながら情報を判断しています。
あなたは右脳派・左脳派のどっち?診断してみよう!
右脳と左脳の働きの違いはイメージできたでしょうか?
どちらの脳を多く使っているかは人によって異なります。
そこで、あなたが右脳派なのか、左脳派なのかを実際にチェックしてみましょう。
何個か質問をしますので、当てはまるほうを考えてみてください。
1.腕組みをするとどっちの腕が上になりますか?
左腕:右脳派
右腕:左脳派
2.「オレンジ色」←何色が思い浮かびましたか?
青:右脳派
オレンジ:左脳派
3.映画を見て泣くことは多いですか?
多い:右脳派
少ない:左脳派
4.数学の計算問題と歴史の暗記問題のどちらが得意ですか?
暗記が得意:右脳派
計算が得意:左脳派
5.車を運転するのは好きですか?
好き:右脳派
嫌い:左脳派
結果はどうだったでしょうか?
どちらかに偏っているなら、そのタイプがあなたが学習をするときに意識すべき脳タイプです。
ちなみに、利き手と脳の動きはつながっていると言われています。
そのため、右利きの人は左脳を使うことが多いかもしれません。
性格に関しても、喜怒哀楽がはっきりしている人が右脳派、論理的に物事を考える人が左脳派という考え方が広く知られています。
自分の脳タイプを知りたくなったときは、日頃の習慣や性格を自問自答してみると答えが出てくるでしょう。
語学を勉強するならどっちの脳?右脳・左脳別の学習法はこれ
では、ここからは右脳派・左脳派別におすすめの英語学習方法を紹介します!
あなたの脳タイプに合った勉強法を取り入れて、英語力を効率よくアップしましょう♪
右脳派のあなたにおすすめの学習法
右脳派の方におすすめの英語学習法はこちら。
- 洋楽を聞く
- 洋画や海外ドラマを見る
- イラストの多い教材を使う
- リスニング教材をシャドーイングする
右脳派の人は、聴覚・視覚・感情的な感覚が敏感なため、これらを刺激できる学習を取り入れるのがよいでしょう。
好きなマンガの英語版を読んでみるのもいいですね♪
左脳派のあなたにおすすめな学習法
一方で、左脳派の方が意識すべき英語学習法はこちらです。
- 英単語や英文を何度も書いて練習する
- 長文のリーディング教材を読んで書き写す
左脳は、単語や文章の情報を処理する機能を持っている場所ですので、手を動かして何度も同じ表現を使うことで記憶を定着させられます。
ただし、左脳派だから左脳派の学習だけをすればよいわけではありません。
英語は、インプットとアウトプットをセットにして勉強していくのが基本です。
そのため、左脳派の人は「左脳派向けの学習でインプット+右脳派のアウトプット」と両方の脳を使うことを意識してみましょう。
反対に右脳派の人は、インプット学習を右脳派、アウトプット学習を左脳派にします。
脳への負担が少ないほうでインプット学習をすれば、アウトプットにもスムーズに移行できて、両方の脳を使いながら英語力を高めていけますよ。
右脳と左脳の学習をバランスよく進めていくには、詳細な学習計画やさまざまな種類の教材が必要です。
でも、自力でぴったりの教材を探したり、成長度合いを把握したりするのはけっこう難しい!
そこで私がおすすめするのは、オンライン英会話の利用です!
【オンライン英会話を利用するメリット】
- 右脳派にも左脳派にも合う教材が豊富にそろっている
- 目標設定に合わせて計画的に学習を進められる
- 講師と会話しながらアウトプットできて実践力が高まる
- バイリンガル講師からアドバイスをもらえる
オンライン英会話を使えば、英語学習の悩みも相談しながら自分だけのプランで英語脳を鍛えられます。
オンライン英会話の概要はこちらの記事でさらに詳しく解説していますので、よかったらのぞいてみてください♪
まとめ:右脳と左脳の働きも意識して英語を勉強してみよう
英語が得意な人の脳のつくりや特徴について解説しました。
- 英語が得意な人は言語中枢が発達している
- 英語が得意になるかどうかは遺伝や性格も関係している
- 右脳は映像から情報を処理でき、左脳は文字から情報を処理できる
- 右脳派は映像や音声付きの教材を使うのがおすすめ
- 左脳派は文字の書き出し学習がおすすめ
英語を話せるようになりたいとは思っても、自分に合っていない学習ばかりしていては上達にも時間がかかります。
この機会に自分の脳に合う学習法を取り入れて、効率よく英語力をアップしましょう。
インプット学習をしたあとは、アウトプット学習もお忘れなく!
アウトプットは自分の脳タイプとは異なる学習法でおこなうと、両方の脳をバランスよく鍛えられます!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
たなえりです