学生時代にとった英検の資格、まだ履歴書に書いても大丈夫かな?
いま勉強してないから履歴書に書くのは不安だわ。
そもそも資格に有効期限ってあるの?
あなたは英語の資格をお持ちですか?
資格を取ると、就職や転職で大きなアピールポイントになりますよね。
英語を勉強する上で資格を目標にする人や、受験や留学に必要だから取得する人も大勢います。
しかし、いざ履歴書を書くときに「あれ?この資格、取得日が古いけど書いて大丈夫?」と不安になった経験はありませんか?
- 英語の資格に有効期限なんてあるの?
- がんばって取得した資格やスコアを活かしたい!
そんなあなたに、英語の資格やスコアの有効期限と、期限が切れてしまった場合の活用方法をまとめました。
せっかく取った英語の資格、有効に使いましょう♪
主な英語の資格の有効期限は?
英語の資格の有効期限は、各試験により定められています。
主な英語資格の有効期限と注意点をまとめました。
試験名 | 有効期限 | 注意点 |
TOEIC | なし | 証明書の再発行は試験日より2年以内。 |
TOEFL | 試験日より2年 | 有効期限内であればスコアレポートの発行可能。 |
ケンブリッジ英検 | なし | 認定証(複製)発行:認定証原本の発送から最長で12か月以内。 12か月以上経っている場合、認証ステートメントのみの発行。 |
実用英語技能試験(英検) | なし | 留学に使用する場合は有効期限2年 。 それ以外は有効期限なし。 |
GTEC | 2年 | 「個人成績票(SCORE REPORT)」表紙に印字されている「Test Date (Year Month)」の2年後の前月末。 |
IELTS | 2年 | 個人への再交付はなし。 ただし、IELTSに登録された政府・企業・教育機関には追加成績証明書を発行可能。 |
TEAP | 2年 | 有効期限切れのスコアの再発行は不可。 |
国連英検 | なし | 合格証明書のみ再発行可能 。 1992年以前の受験の場合は原則として再発行不可 。 |
試験のスコア結果は、海外留学の際に入学条件として提出することが多いでしょう。
そのため、TOEFLやIELTSなどは有効期限が明確に定められています。
一方で有効期限が存在せず、一度取得すれば生涯持ち続けられる資格や試験もあります。
ぜひ一度、自分が持っている英語の資格や試験結果の有効期限を確認してみてくださいね。
資格証明書を発行できる期間や条件が決められていることが多いので、注意してくださいね!
英語の資格取得日が古くても大丈夫?
がんばった証明でもある英語の資格や試験の点数、できることならうまく活用したい!
でも、取得日から長い年数が経っていると、履歴書に書くのをためらってしまうこともあるでしょう。
ここでは、資格取得日が古い場合や有効期限が切れてしまった場合の活用方法を紹介しますね!
資格取得日が古くても履歴書に書いていいの?
結論から言うと、履歴書に書いても大丈夫!
資格はどんどん履歴書に載せて、自分の能力をアピールしましょう。
たとえ有効期限が切れていたとしても、資格を取得したことは事実です。
ただ正直なところ、古い試験の結果や資格をどう評価するかは人事や面接官によるんですよね。
期限切れの資格や試験結果であっても、面接でそこから話が弾むことがあります。
どう判断されるかはわかりませんが、書いて損はありません!
こちらの記事では、英語が話せなくても面接を乗り切る方法を解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
資格取得日が古くても、教育機関への願書や自己アピールに使える?
教育機関へ提出する証書は、有効期限があるものがほとんどです。
その期限はおよそ2年となっています。
また、英語の試験機関から大学や企業に、直接成績データを送らなければならないケースもあります。
上記のように、試験機関から直接スコアレポートを大学や企業に送る場合、有効期限が切れたスコアは送付できません。
残念ですがもう一度、受けなおしましょう。
それでも、推薦文や自己アピール欄には努力の経歴として書けます。
のちほど履歴書の書き方やアピール方法を紹介しますので、参考にしてくださいね。
資格の有効期限が切れていたら履歴書にどう書いてアピールする?
日本の一般的な履歴書は、書式が決まっていますね。
プロフィールや経歴の欄だけでなく、資格や自己アピールを記載する欄があります。
基本的には、資格や試験のスコアは資格の欄に記載します。
また、自己アピール欄には、自分の性格や今まで努力してきたこと、志望動機などを記入するのが一般的です。
中学生のときに交換留学でホームステイを体験してから、将来は日本と海外をつなぐかけ橋となる仕事をしたいと思いました。
そのため、高校では英語の資格や試験合格を目標に努力を続け、2年生のときにTOEIC公開テストで830点を取得したことは、今でも大きな誇りです。
現在も英語の勉強を続けており、来年の全国通訳案内士試験の合格を目指しています。
古い資格取得日でも資格を記入することで、「目標のための努力を惜しまない」という自己アピールを裏付けることもできます。
資格取得日が古い英語の資格を履歴書に書くときの注意点は?
資格取得日が古い場合、履歴書に書くとデメリットになることがあります。
書き始める前に注意点をチェックしてくださいね。
記憶違いやミスは詐称と捉えられることも!
資格取得日が古いと、試験に関する記憶があやふやになることがあります。
特に合格年月日や取得日年月日の間違いには気をつけましょう!
履歴書に書いた資格取得日やスコアが異なっていることが発覚すると、経歴詐称と捉えらえる場合があります。
最悪、採用が取消しになることもあります。
資格を履歴書に記入するときは、しっかり記載内容が合っているか確認をしてくださいね。
資格取得の証拠はきちんと保管しよう!
間違いを防ぐためにも、合格証書や各種証明書は必ず保管するようにしましょう。
採用後、会社や企業に証明書を提出をすることがあります。
そのときになって「ない!」と慌てる人も少なくありません。
これから入社する会社に「証明書ちょっと待ってください!」と言うのは、あまり心証がよくないですよね。
どうしても見つからない場合は、証明書を再発行している資格試験か確認してみましょう。
特に、実用英語技能試験(英検)やケンブリッジ英検などは証明書の発行期限が定められていませんので、資格取得日が古くても再発行してくれる可能性があります。
英検の合格証明書の再発行(公式サイト)は、リンクからご確認ください。
また、英検S-CBT/英検CBTの場合はそれぞれのウェブサイトから再発行を申し込みます。
英検やケンブリッジ英検は再発行が可能ですが、他の多くの試験では個人への再発行を行っていません。
証明書が用意できない場合は、正直に会社に申し出ましょう。
当サイトでは英検やTOEICに関する資格について詳しく記事にしていますので、ぜひリンクからチェックしてくださいね。
会社の募集要項での条件に注意!
会社の募集要項で「○年以内に資格を取得したもの」と条件がついている場合があります。
期限だけではなく「○○点以上」とスコアが条件とされていたり、会社によっては試験機関から直接証明書を送らないと受けつけないケースもあります。
証明書の発行可能期限や送付日数など、きちんと事前に確認するようにしましょう。
低すぎる試験結果はデメリットになる?
がんばった結果だとしても、試験の結果が平均点以下の場合は、履歴書に記載しない方が良いとされています。
- 英語能力がちょっと足りないな。
- 自己アピールにしては成績が悪いな。
と、マイナスの評価になってしまうことも。
特に多いのはTOEICのスコアです。
一般的にTOEICのスコアを履歴書に記載できるのは600点からと言われています。
そのため、600点以下なら記載しない方が無難です。
TOEIC600点のレベル感は下記を参考にしてくださいね。
他の英語試験に関しても、自己スコアが平均点以下の場合は履歴書に記載しない方がいいでしょう。
英語の資格は有効期限が切れていても積極的にアピールしよう!
就職や受験のために、英語の資格取得や試験にチャレンジすることは一般的です。
なかには、昔取得した資格が思いがけず有利にはたらく人もいます。
もし資格や試験結果の有効期限が切れてしまったとしても、積極的に履歴書に書きましょう!
ただし、履歴書や自己アピール文を書く場合には次の点に注意してくださいね。
- 試験機関から直接学校や会社に結果を送る場合もある
- 資格や試験結果・取得日などの情報は正確に!
- 合格証や試験結果などの証明書はきちんと保管
- 試験結果は学校や会社の募集要項を満たしているか
- 低すぎる試験結果はマイナスになることも
たとえ資格取得日が古くても、それは自分ががんばってきた証。
自信を持って積極的にアピールしてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました♪
たなえりです