学生の頃、英語はそれなりに自信があったんです。
でも最近英語に触れる機会があったのですが、忘れていてショックでした。
英語を真剣に勉強したとしても、時がたつとスッカリ忘れてしまうことはありませんか。
英語の学習法によっては、英語力を維持し、かつ鍛えることができます。
実は、英語力が落ちる背景には「英語脳」が関係しています。
今回の記事では、英語脳と落ちやすい英語力の関係を解説し、英語脳を鍛える方法も一緒にご紹介します!
英語脳を習得して、学んだ英語をいつでも使えるようにしましょう!
英語力が落ちるのはなぜ?
英語力が落ちる原因は2つあります。
- 英語を使う環境で生活していない
- 英語脳ができていないor停滞期
さっそく見てみましょう。
英語を使う環境で生活していない
英語力が落ちる原因として、日本にいれば英語が必須ではないことがあります。
私たちは日本語ができるだけで問題なく過ごせてしまうので、普段から英語を使う必要がありませんよね。
そうすると、いざという時に話そうとしても英語が話せないのです。
私も学生時代に英検準1級を習得したので自信がありました。
でも、簡単な英単語が聞き取れなくて「英語力が落ちたかも」とショックでした。
ただ、日本に暮らしているからといって、すべての英語学習者の英語力が落ちるわけではありません。
なぜなら、英語力が落ちない人たちは積極的に英語を使う生活(アウトプット)をしているからです。
特に日常生活の中でも衰えやすい、スピーキング力やリスニング力を常に鍛える努力をしています。
英会話スクールに通ったり、外国の方と直接会話したりしないといけないんでしょうか?
勉強したことを「実践する・維持する」ためには、そういったことも大切ですよ。
忙しくて英会話スクールに通う時間がなかなか取れない、外国の方と話す機会がないという方にはオンライン英会話がおすすめです!
都合の良い時間にレッスンができて、スピーキング力・リスニング力を鍛えることができます。
ネイティブの講師が在籍するオンライン英会話で、英語を使う機会をつくることができますよ。
英語脳ができていない or 停滞期かも
勉強をしても英語力を忘れてしまうのは、英語脳ができていないか作られている途中かもしれません。
私たちがどんな環境でも日本語を忘れないのは、赤ちゃんの頃から見聞きし経験してきたことが日本語を聞いてすぐにイメージできるからです。
英語も日常生活で当たり前に使う環境であれば、忘れることはないでしょう。
私たち日本人に日本語脳はあるけれど、英語脳は作られていないので、意識して作っていきます。
英語力を落とさないためには「英語脳」が必要!
先ほど、英語力が落ちる原因の1つに英語脳ができていないとお伝えしました。
では、なぜ英語脳が必要なのでしょう。
それは、英語が忘れにくくなるからです。
英語が忘れにくいということは、英語力が落ちにくいということですよね。
他にも英語脳があると良い効果はあります。
- 勉強して得た英語力の維持
- 英語でのコミュニケーションをスムーズにする
- スピーキング・リスニング力を高める
それでは英語脳について、もう少し詳しく説明しますね。
英語脳とは
英語脳とは、英語を日本語に訳さずに英語の状態で理解することです。
例えば、下のイラストを英語で答えてください。
この問題で【りんご】→【Apple】というように、日本語で「りんご」と思った後に英語で「Apple」と考えた場合は、英語脳ではありません。
イラストを見た時に直接英語で【Apple】と考えることができると英語脳の状態です。
英語脳ができるまで
では、英語脳はどのように作られていくのでしょうか。
分かりやすく3段階に分けてみました。
レベル1
英語の学習を始めたころです。
日本語の考え方で英語を覚えていくので、単語1つ1つを日本語に訳して理解します。
文章を組み立てるときも日本語で考えてしまいますが、決まった形の受け答えならできるようになります。
ですが英語脳には程遠く、英語を使わないとすぐに忘れてしまう状態です。
レベル2
このレベルに到達するまでに英語力の停滞期がおとずれ、英語力が落ちた・伸びないと感じることもあります。
ただ、この時期を乗り切ると英語力がグッと伸びますよ。
そして、少しずつ英語を英語で考えられるようになると、簡単な単語や短い文章を組み合わせながら伝えられるようになります。
このあたりから英語脳ができていると感じられるでしょう。
安心して英語を使わなくなると忘れてしまうので、学習を続けましょう!
レベル3
レベル2くらいの英語力で満足してしまわずに学習していくと、レベル3の領域に入ります。
英語を話さない人から見ると英語が得意な人のレベルです。
この頃になると英語を英語で考えることができるので、長文で話せたりTPOに合わせた話し方ができたりします。
ネイティブの話すテンポの速い英語も聞き取ることができる、英語上級者です。
このレベルになると、完全に英語脳ができています。
日本語を赤ちゃんの頃から年月をかけて話せるようになったのと同じです!
英語も簡単にはペラペラに話せませんが、確実に学習していくことが大切ですよ!
英語脳を鍛える5つの方法
英語力を落とさないためには、英語脳が必要です。
その英語脳を鍛えるための方法は5つあります。
- 海外のドラマや映画を見る
- 調べるときは英英辞典を使う
- 英語をイメージで覚える
- シャドーイングをする
- 多読をする
普段の学習で「英語を日本語に訳す」または「日本語を英語に訳す」方法を中心にされている方には、最初は大変かもしれません。
ですが、英語脳を鍛えるために取り入れてほしい勉強法です。
自分に合う勉強法を探して簡単にできることから始めてみましょう!
海外のドラマや映画・ニュースを見る
スキマ時間や日常生活の中でもできる、英語脳を鍛える方法です。
最近の海外ドラマや洋画・ニュースを見れば、今よく使われている「生きた英語」を取り入れることができます。
初めは英語の字幕付きで見ると良いでしょう。
分からなかった言葉はその都度調べ、慣れてきたら字幕を外して、音声だけで理解できるようにします。
海外ドラマを見て覚えた英語を早速使いたくなりました!
調べるときは英英辞典を使う
英語を英語で覚える英語脳を作るためには、分からない単語は英語で調べて理解することが大切です。
そのために英英辞典を活用しましょう。
単語を調べると英文章で説明があり、文章を読むことで細かな意味まで理解できます。
英語をイメージで覚える
英英辞典で調べた言葉を使う場面をイメージしましょう。
英語と画像や映像といったイメージを合わせて覚えることで、その場面に出くわしたときにパッと英語が出てくるのです。
外国の方も使っているYouGlishというサイトでは、調べた単語を使う場面が動画で流れます。
実際にどんな状況で使うかが分かるようになるので、英語をイメージで覚えられますよ。
- YouGlishの使い方
- 検索窓に調べたい単語を入れる
- 調べた単語が使われている動画が、その単語が使われる場面からスタートする
ページ下部までスクロールすると、調べた単語の発音を発音記号で確認できます。
また、検索した単語に近い単語の確認もできますよ。
YouGlishは英語表記なので、はじめは少し戸惑うかもしれません。
お使いのブラウザがGoogleChromなら、開いているページの空白部分で右クリックをすると、日本語に変換する機能が使用できますよ。
シャドーイングをする
シャドーイングは英語学習方法の1つで、聞こえてくる英語音声を追いかけて発音する方法です。
聞くことと発音することを同時に行うので始めは難しいのですが、繰り返し練習することで英語力は確実に上達します。
シャドーイングをするときのポイントは3つ!
・しっかりと声を出すこと
・自分の声を録音して聞くこと
・話している内容をイメージすること
好きな映画や洋楽などをシャドーイング教材としても良いのですが、自分のレベルに合っていないと難易度が上がってしまいます。
こちらはおすすめの教材です。
教材はほかにもたくさんありますので、ぜひ自分にピッタリのものを探してみましょう!
教材の音声と録音した自分の音声を比べれば正しい発音かどうかがわかります。
多読をする
自分の英語力にあった本(英文)を数多く読むことです。
大切なのは簡単に読み進められる、興味があるジャンルの本を選びます。
文法を日本語に直さずに前から順番に読みましょう。
分からない単語や熟語は辞書などで調べずに飛ばして読み進めます。
どうして辞書で調べないんですか?
理由はいくつかあります。
・単語を調べなくても前後の文脈や挿絵などから理解できる程度の本を読むから
・細かく読むことが目的ではなく、数多く読むことが目的
・いちいち調べると疲れてしまう
自分のレベルに合った本を読むことで英語を英語で理解する英語脳が鍛えられるのです。
一度だけで終わらずに、継続して読むことが大切ですよ!
実は英語の学習をするときに、脳のつくりに合わせて学習すると効率よく語学力がアップすると言われています。
自分の脳が右脳派が左脳派かを知っていると、英語脳を鍛える時にも効果的ですよ。
まとめ:英語力が落ちたと感じたら英語脳を鍛えよう!
今回は英語力が落ちることと英語脳の関係についてお伝えしました。
- 英語を使う環境で生活していない
- 英語脳ができていないor停滞期
英語を使う環境作りとしてアウトプットの場を設けるなら、場所や時間を選ばずできるオンライン英会話は有効的です。
また、英語力を維持するために英語脳は必要です。
英語脳を作り上げるには時間と努力は欠かせませんが、英語脳ができていれば英語を英語で理解できます。
そうすれば、私たち日本人が日本語を忘れないのと同じように、英語を忘れることなく英会話を楽しめるはずです。
この機会に英語脳を鍛えましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
たなえりです